妊娠を望む夫婦が、葉酸をサプリメントで摂るという習慣が徐々にですが日本でも広がりつつあります。
サプリメントが市民権を得てきている日本ではありますが、海外のように積極的にサプリメントを飲んでいる方はまだまだ少ないです。
やはり、日本ではサプリメントに対してあまり良い印象を持っていない方も多く、敬遠している方も多いのではないでしょうか?
昔はそもそも、サプリメントはありませんでしたし、食事をバランス良く摂れば十分と考えている方も多くいるように思います。
妊娠を望む女性は特に葉酸を十分に摂取する必要がありますが、食品からだけで葉酸を十分に摂取することは可能なのでしょうか?
今回の記事では、妊娠を望む女性が食事だけで葉酸を十分に摂取することができるのか、という問題に対しての回答を紹介していきたいと思います。
目次
妊娠を望む女性の葉酸摂取推奨量は?
そもそも、妊娠を望む女性は、1日にいったいどれだけの量の葉酸を摂取すれば良いのでしょうか?
2015年に厚生労働省の発表によれば、特に妊娠を考えない成人であれば、食事で1日あたり240ug(0.24g)を摂取することが推奨されています。
葉酸は特に妊娠初期に必要とされますが、妊娠を計画している女性については更に多くの葉酸を摂取することが、推奨されています。
妊活女性の葉酸の推奨摂取量については、厚生労働省が「妊娠を計画している女性、または、妊娠の可能性がある女性は、1日あたり400ug(0.40g)の葉酸をサプリメントで摂取することを推奨する」と発表しています。
この表が2015年に交際労働省が発表した、葉酸の摂取量に関するデータです。

つまり、これから妊娠を計画している女性は、葉酸を食事で1日あたり240ug、サプリメントで1日あたり400ug摂取することが推奨されているということですね!
妊娠初期に葉酸が不足すると、胎児の遺伝子に悪影響を及ぼし、ダウン症などの先天的な障害を持った子供が生まれる確率が上昇します。
特に、高齢出産の場合には、卵子が老化して質が低下しているため、赤ちゃんが先天的が障害を持つ可能性が高くなってしまいます。
現在、35歳以上でこれから妊活を始めようと考えている方は、これから生まれてくる赤ちゃんの健康のためにしっかりと対策をしておきましょう!
関連記事:高齢出産だとダウン症や障害児の確率が高くなるってホント?
関連記事:【不妊症対策】ミトコンドリアを活性化させて卵子の老化を改善!
どうしてサプリメントで葉酸を摂取することが推奨されるのか?
厚生労働省はサプリメントで葉酸を摂取することを推奨していますが、なぜ、食品ではなくサプリメントで摂取することを推奨しているのでしょうか?
その答えは、食べ物に含まれる葉酸は、身体での利用率が低いからです。
食品に含まれている葉酸は、ほとんどが「ポリグルタミン酸型」ですが、この「ポリグルタミン酸型」の葉酸はそのままでは、身体に吸収することができません。
そこで、身体のなかでは「ポリグルタミン酸型」の葉酸を分解して「モノグルタミン酸型」の葉酸を作りだします。
「ポリグルタミン酸型」の葉酸を分解して「モノグルタミン酸型」の葉酸になることで、葉酸を小腸で吸収することが可能になります。
食事から葉酸を摂取する場合には、「ポリグルタミン酸型」の葉酸を分解して「モノグルタミン酸型」の葉酸にする必要があると書きましたが、実は、分解の際に50%の葉酸が失われてしまいます。
また、葉酸は水に溶けやすく、熱に弱いため、調理の過程で50%の葉酸が失われてしまうと言われています。
つまり、人間は、元々食品に含まれている葉酸のうち、25%の葉酸しか身体に吸収できないということです。
それに対して、サプリメントには調理が無いですし、サプリメントには、最初から人体で吸収可能な「モノグルタミン酸型」の葉酸が配合されています。
元々吸収しやすい成分が配合されているので、サプリメントで摂取する葉酸の利用率は85%と言われています。
多くの葉酸を特に必要とする、妊娠を望む女性の場合には、食事だけで葉酸を賄うことが難しいので、厚生労働省もサプリメントでの葉酸の摂取を推奨しているということですね!
妊娠を望む女性が葉酸を食事だけで摂ることは可能?
厚生労働省はサプリメントでの葉酸の摂取を推奨していますが、果たして食品だけで葉酸を十分に摂取することは不可能なのでしょうか?
ここからは葉酸を多く含む代表的な食品である「ほうれん草」を例にして、妊娠を望む女性が葉酸を食事だけで摂ることは可能かどうか、検証していきたいと思います。
妊娠を望む女性に必要な葉酸:240ug(食事) 400ug(サプリメント)
ほうれん草(生)100gに含まれる葉酸:210ug
調理で失われる葉酸:50%
食事で身体に吸収できる葉酸:50%
サプリメントで身体に吸収できる葉酸:85%
食事で摂取する葉酸量(240ug)が調理で失われる(50%)
240ug÷50%=480ug
食事を調理して食べた場合の葉酸の吸収率
50%×50%=25%
食事で吸収できる葉酸(25%)をサプリメントで吸収できる葉酸(85%)に変換
85%÷25%=3.4倍
サプリメントで必要な葉酸摂取量(400ug)から食事で必要な葉酸摂取量を換算
400ug×3.4=1360ug
サプリメントと食事を合計してほうれん草(210ug/100g)に換算
(480ug+1360ug)÷210ug×100g=876g
ということで、サプリメントを飲まずに、ほうれん草で十分な量の葉酸を摂取しようと思ったら、毎日876gのほうれん草を食べる必要があります。
毎日1キロ近いほうれん草を食べるのは、普通に考えて無理ですね(^_^;)
この結果からも分かるように、厚生労働省が推奨している葉酸の摂取量を摂るのであれば、サプリメントによる補助を受ける必要があることは間違いのないことでしょう!
これから生まれてくる赤ちゃんの健康を考えるのであれば、葉酸のサプリメントを飲む必要がありますが、葉酸のサプリメントは結構多いです。
葉酸のサプリメントには色々なものがありますが、私がオススメするのはベルタ葉酸サプリです。
ベルタ葉酸サプリがオススメの理由
ベルタ葉酸サプリは妊娠を望む女性に最も飲まれている葉酸サプリであり、人気の高さから「ひよこクラブ」でも特集が組まれた事があります。

妊娠を望む夫婦をサポートすることに重点を置いて作られているサプリメントであり、葉酸の他にも27種類のビタミンとミネラル・18種類の野菜が配合されています。
また、安全性を高めるために無添加・無香料であり、放射能のチェックなどを行い、安全性に強くこだわっています。

こういった安全性を高めたサプリメントは、比較的高額になることが多いですが、ベルタ葉酸サプリは驚くほど安いです!
定期便で購入(通常価格の33%OFF)すれば、1日あたり約130円で安全に葉酸を400ugとることができるという、リーズナブルな価格で、価格の低さでも多くの女性に支持されています。
定期便で購入しても送料がかからないというのも、嬉しいポイントの1つです!
ベルタ葉酸サプリの良い点を紹介してきましたが、常に在庫が少なく、売り切れてしまっている事が多いのが難点です。
人気が高く、どんどんと利用者が増えているので、生産体制の強化にもかかわらず、在庫が不足しがちになってしまっているようです。
ベルタ葉酸サプリの公式サイトでは、その月の在庫の有無が掲載されているので、購入を考えている方は在庫があるうちに購入をするとよいと思います。
定期便で購入しておけば、在庫の有無に関係無く毎月購入することができますし、これから妊活を始めるのであれば、葉酸サプリは数ヶ月に渡って飲む必要があるので定期便がオススメです!(価格も通常価格の33%OFFですしね)
このページを読んでくださっている方は、これから妊活を始めようと考えてる方がほとんどだと思います。
実は、妊娠が発覚してから摂取を飲み始めるのでは遅いということが知られており、妊娠1ヶ月前から葉酸を摂ることが推奨されています。
葉酸をいつからいつまで摂るべきなのかという情報については、別のページで紹介しているので、これから妊活を考えている方は必読です!
関連記事:葉酸はいつからいつまで摂ればいい?摂取量と注意点!
【まとめ】葉酸を食事だけで摂ることって可能?
最後に、今回の記事の情報をまとめておきますね!
[normal_box2 color=”red” border=”b3″][imglist icon=”check1″ color=”orange”]以上、今回の記事の情報のまとめでした!
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