自動車や電車などの便利な交通手段やデスクワークの増加によって現代人の多くは運動不足に陥っています。
「たかが運動不足」と思っている方も多いと思いますが、実は運動不足は不妊に直結するということが判明しています。
現在日本では不妊治療を受ける女性の数がどんどん増えており、その原因の1つは運動不足であるとも言われています。
今回の記事では、運動不足で不妊が引き起こされる理由や運動不足の改善方法・対策方法、妊娠しやすい体はどんなものかということについて紹介していきたいと思います。
運動不足と体の変化について
運動不足の際に問題になるのが「筋力の低下」です。
筋肉は運動をすることによって新しく作られていきますが、運動不足になると筋肉は徐々に減少していきます。
実は、筋肉の働きは重い物を動かしたりするなどの単純な働き以外に、血液を循環する働きも持っています。
「血液を循環させる」というと心臓を思い浮かべる人が多いと思いますが、筋肉も血液を循環させるために大きな働きをしており、筋肉は「第2の心臓」とも呼ばれます。
心臓と筋肉の関係についてですが、心臓の力だけでは体のすみずみに血液を送り届けることができません。
そこで、筋肉が心臓の働きをサポートして血液を体のすみずみに送り届けているのです。
つまり、運動不足によって筋力が低下すると血液の循環が悪くなってしまうということですね!
血液の循環と体の器官の関係
血液が体のすみずみに行き渡らない状態になると、生きるために重要な器官に重点的に血液が送られるようになります。
生きるために重要な器官というと「胃」や「腸」などの消化器官などですね。
食事から栄養を摂取するためには胃や腸の働きが不可欠であるため、胃や腸などの消化器官は生命維持に重要な器官です。
逆に生きるために重要でない器官と言うと「卵巣」や「子宮」などですね。
卵巣や子宮は子供を産むためには重要な器官ではありますが、生命を維持するためには重要な器官ではありません。
ということで、少ない血液の循環量で生命維持をするためには生殖器官への血液の循環は後回しになってしまいます。
運動不足と不妊の関係
ここからが本題になりますが「運動不足は不妊に直結する」ということについて紹介してきたいと思います。
上でも書いたように、運動不足になると血液の循環が悪くなり卵巣や子宮に送られる血液が減少します。
栄養は血液で運ばれて各器官に送られるので、血液の循環量が減少すれば器官は栄養不足になり機能が低下します。
当然ながら、子宮や卵巣への血流が減少すれば子宮や卵巣の機能は低下して妊娠力は低下し、妊娠力が大きく低下すれば不妊になってしまいます。
特に危険なのは卵巣の機能低下!
女性の体にはいろいろな生殖器官がありますが、運動不足で最もダメージを受けやすいのが卵巣です。
卵巣は卵子を育てる働きのある器官ですが、この器官が血流不足になると卵巣内にある卵子が老化してしまいます。
もともと、卵巣内にある卵子は胎児の時に全て作られるので、女性が老化していくと共に卵子も老化していってしまいます。
卵子の老化は不妊に直結するので、卵子の老化を加速させる卵巣への血流不足は特に危険です。
つまり、妊娠しやすい体をつくるためには、適度な運動をして運動不足にならないように予防することが重要です!
妊娠しやすい体をつくるために!
生殖器官に血液を十分に循環させるためには、それほど多くの筋肉は必要ではありません。
ということで、ハードなトレーニングなどをする必要はなく、日常生活に軽い運動を取り入れるだけで運動不足は解消することは可能です。
オススメなのはウォーキングなどの足を動かす運動ですね!
その理由は、足には多くの筋肉が付いているので足を動かす運動は血液の循環を良くするために効率が良いからです。
例えば、エレベーターやエスカレーターを利用してるのであれば階段に切り替えたり、近い距離を移動するのであれば車では無く徒歩で移動するようにすると良いでしょう!
このように日常生活に軽い運動を取り入れて習慣化すると運動不足の解消を比較的カンタンに行うことができるのではないかと思います。
以上「運動不足は不妊に直結する!妊娠しやすい体づくり」でした!
コメントを残す