男性不妊用の原因には様々なものがありますが、
その原因の1つに精子無力症(せいしむりょくしょう)があります。
この症状がどんなものかは、言葉からも分かると思いますが
簡単に言えば、精子に移動する力が不足しているという症状です。
もっと簡単に言えば、精子に元気がないということですね。
精子に元気がないと、卵子に到達することが出来ないので
妊娠をすることが非常に難しくなってしまいます。
今回は不妊症における原因の1つである精子無力症について紹介します。
[star_h4 style=”1″ color=”pink”]精子無力症とはどんな症状なのか?[/star_h4]
精子無力症とは、
[normal_box2 color=”red” border=”b3″]精子の運動率は総運動率40%以上、前進運動精子32%以上[/normal_box2]
と定義されています。
精子の運動能力は、計測する日の体調や環境など、
多くの要因により大きく変動するため、
複数回の検査を受けて症状を判定します。
自然妊娠をするのであれば、
精子の運動量は総運動率50%以上が望ましいとされています。
また、精子の運動量の正常値は総運動率70%~80と言われています。
精子無力症であっても元気な精子は存在しているため、
自然妊娠の可能性はゼロではありませんが、その可能性は低くなってしまいます。
[star_h4 style=”1″ color=”pink”]精子無力症の原因は?[/star_h4]
精子は鞭毛(べんもう)を使って移動をしますが、
鞭毛を動かすためには、エネルギーが必要となります。
そのエネルギー源となるのはミトコンドリアであり、
このミトコンドリアの発育が不十分である場合に精子無力症となります。
そして、精子無力症になってしまう原因は、
食生活やストレス、運動不足などの生活習慣の影響が大きいと言われています。
男性の精子はおよそ70日間という長期間をかけて作られ、
精子の質はその期間の環境に大きく影響されることが、
食生活やストレス、運動不足が精子無力症となる原因の1つです。
[star_h4 style=”1″ color=”pink”]精子無力症の療方法と漢方やサプリでの改善効果について![/star_h4]
精子無力症であっても、正常な精子は存在しているため、
人工授精や体外受精、検体受精によって子供を授かることは可能です。
ただ、こういった自然妊娠以外の方法を選択する場合には
金銭的な面での負担が非常に大きくなってしまうという難点があります。
しかし、精子無力症であっても、症状が軽度の場合には、
生活週間の改善などにより、自然妊娠をすることは十分可能になります。
上にも述べたように、精子無力症の原因には、
食生活やストレス、運動不足などの生活習慣が挙げられます。
正常で元気な精子を作るために必要な栄養を十分摂取し、
ストレスを貯めこまず、適度な運動を習慣化することによって、
精子無力症が改善されるケースは多く確認されています。
また、精子の総運動率が40%以上は精子無力症ではないとされますが、
精子の総運動率が高ければ高い分だけ、妊娠する可能性は高まるため、
精子無力症でない場合でも生活習慣の改善は不妊症改善の有効な手段と言えます。
必要な栄養を十分摂取するという点についてですが、
精子無力症を改善するための栄養素は特定されていて、
その栄養素を含む漢方やサプリメントが病院でも処方されています。
漢方やサプリメントについてはまた別の記事にまとめて紹介したいと思います。
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