流産の原因・確率と不育症の改善方法

せっかく妊娠したのに流産だったというケースは珍しいものではありません。

なんの問題のない夫婦であっても、偶発的なことが原因で流産をしてしまうというのはよくあることです。

しかし、流産を繰り返している場合には、夫婦の身体に何かしらの問題がある可能性があります。

今回の記事では、流産の原因と確率、不育症を改善する方法について紹介をしていきたいと思います。

不育症とは?

不育症とは、妊娠には成功するものの流産や死産を繰り返してしまうという症状です。

何回流産・死産を繰り返したら不育症と判断されるかは、明確には定義されていないようです。

しかし、一般的には2回以上連続で流産・死産になった場合に不育症と判断されるようです。

流産の確率について

流産の確率は年齢によって変化し、女性の年齢が若いほど流産の確率は低下します。

この表が、年齢別の流産確率についての統計データがまとめられたものです。

30歳までの女性が妊娠した場合には流産の発生確率は10%ですが、35歳の場合には25%、40歳の場合には40%、45歳の場合には50%と流産の確率が上昇していきます。

もちろん、流産確率には個人差があるので、40歳の方であっても健康であれば流産の確率は40%以下になります。

流産の原因と不育症の改善方法

上に紹介した流産の発生率の表からも分かるように、若い女性であっても流産になる確率が10%程度あります。

25歳~30歳の女性であっても10%の確率で流産になってしまいますが、その原因はほとんどが自然淘汰で偶発的な原因によるものです。

25歳~30歳の女性の流産原因は自然淘汰ですが、女性の年齢が上昇するにつれて増加する流産は、自然淘汰ではなく、夫婦に問題がある場合が多いです。

ここからは自然淘汰以外の流産の7つの原因について紹介していきます

1.子宮の形態異常

子宮奇形・子宮筋腫などで子宮の形が変形していて、胎児が育つスペースが確保できないため流産になってしまう。

他にも、子宮頸管無力症によって子宮の入り口がゆるくなっているために、流産をしやすくなっているという場合もあります。

治療にあたっては、まずは問題のある場所を特定、症状の程度を見極めてから、必要があれば手術をします。

重度の子宮奇形の場合には、残念ながら妊娠を諦めなければならない場合もあります。

2.内科の病気

糖尿病・血液凝固障害・膠原病などの内科の病気で流産をしやすい身体になっている可能性もあります。

治療にあたっては、内科での診断を受けてから症状にあわせた治療を行うことになります。

3.ホルモンの異常

黄体機能不全・高プロラクチン血症・甲状腺機能低下症などのホルモンの異常があると、流産の可能性は上昇します。

短期的な治療を望むのであれば、ホルモン注射などを行うことで対処します。

4.感染症

クラミジア感染症などの性感染症や、肝炎などが原因となって流産しやすい身体になっている場合もあります。

まずは検査で感染症にかかっているのかどうかを調べます。

検査の結果、感染症が判明した場合には、抗生物質などの投与により完治することが可能です。

関連記事:クラミジア感染症と不妊症・症状や検査方法

5.免疫学的問題

身体の中に細菌やウイルスが入り込んできた場合には、細菌やウイルスを異物と判断して身体から排除しようとします。

胎児は男性の遺伝子も受け継いでいることもあり、母親の身体にとって胎児は本来は異物です。

ですが、妊娠という特別な状態においては、ある種の抗体が働いて胎児を異物として拒絶しないようになっています。

ところが、何らかの原因によって抗体の働きが弱まってしまうと、胎児を異物として認識してしまい流産してしまうという場合があります。

原因はハッキリとはしていませんが、薬の服用などで抗体で取り入れることで対処することが可能です。

6.染色体(遺伝子)の異常

精子や卵子の染色体に異常がある場合には、胎児が正常に育たずに流産になってしまう確率が高くなってしまいます。

父親や母親の染色体異常に対しての根本的な治療はありませんが、妊娠に挑戦する内に出産に成功する場合もあります。

また、父親と母親の染色体に異常がある場合以外にも、受精卵が成熟する際に染色体の複製に失敗する場合もあります

胎児が遺伝子の複製に失敗した場合には、流産になる可能性が高くなり、無事生まれることができたとしてもダウン症になる可能性が高くなります。

因みに遺伝子対の21番目が3本になるとダウン症になってしまいます。

胎児のダウン症の対策としては「葉酸」の摂取が有効であるということが知られています。

妊娠前から葉酸を十分に摂取することで、赤ちゃんのダウン症発症率が72%低下するという研究結果も発表されています。

関連記事:葉酸はいつからいつまで摂ればいい?摂取量と注意点!

7,卵子の老化

女性の年齢が上昇するに従って流産の可能性が高くなる原因として、最も重要な問題が「卵子の老化」です。

卵子の老化は全ての女性が避けることができない問題ですし、晩婚化が進んでいることでも更に卵子の老化が問題になっています。

卵子が老化すると、卵子の中にあるミトコンドリアの機能が停止してしまい、卵子にエネルギーを供給することができなくなります。

卵子がエネルギー不足になると、受精に成功したとしても受精卵の成長に悪影響が与えられ、流産する可能性が高くなります。

卵子の老化対策としては、ミトコンドリアを活性化させて卵子を若返らせる「イースタティックミネラル」の服用が挙げられます。

イースタティックミネラルはサプリメント「ミトコア300mg」に含まれており、一般の方でも購入が可能になっています。

関連記事:イースタティックミネラルの効果

【まとめ】流産の原因・確率と不育症の改善方法

1度の流産でしたら、特に身体に問題があるわけではなく、自然淘汰が原因である可能性が高いです。

しかし、2度流産を繰り返した場合には、身体に問題がある可能性が高いです。

不育症の原因は、病院で検査をすることで明らかになることが多いので、流産を繰り返している方はしっかりと検査を受けるようにしましょう。

検査で原因が特に見つからなければ、卵子の老化が原因である可能性が高くなります。

その場合は、卵子のアンチエイジング対策をするなどして、なるべく流産の確率を低下させるようにするとよいですね。

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