妊娠しやすい身体を作るためには、妊娠に良い食べ物や食生活も重要になってきます。
食事で体内に入れたものが身体を作る材料になるので、食事が妊娠しやすい身体作りに重要な役割を持つのは当然のことですね!
また、妊娠しやすい食べ物・食生活に対して妊娠しにくい食べ物・食生活も存在しています。
今回の記事では、妊娠しにくい食べ物・食生活や妊娠しやすい食べ物・食生活について紹介をしていきます。
食生活と妊活について
食生活に関しては「妊娠してから気をつければ良い」と考えている人も多いのではないかと思います。
わたし達の身体は、毎日食べるものから作られています。
つまり、卵巣や子宮などの妊娠に重要な器官は毎日の食事で作られているということです。
食べ物が悪かったり、食生活が悪かったりすると妊娠が難しい身体になってしまったり、妊娠したとしても胎児に悪循環を与える可能性もあります。
また、卵巣や子宮などの機関は長い時間をかけて細胞が入れ替わるので常日頃からケアをすることが重要になります。
つまり、食事でしっかりと栄養をとり、細胞の1つ1つを活性化させることで、妊娠力が高まり妊娠しやすい身体が作られていくということですね。
妊娠しにくい食べ物
まずは、妊娠しやすい身体作りを妨げる「妊娠しにくい食べ物」にはがどのようなものがあるのかという事を紹介していきます。
1.甘い食べ物(スイーツ)
現代社会には、糖分の多い甘い食べ物・スイーツが溢れかえっています。
糖分の多い食べ物を食べると、体内で血糖値が急激に上昇してしまいます。
血糖値が急激に上昇すると、身体が血糖値の急激な上昇を抑えようとするために体内でインスリンが大量に分泌されます。
過剰なインスリン分泌は、卵巣に作用して男性ホルモンを分泌させてしまいます。
男性ホルモンが過剰に分泌されるとホルモンバランスに異常をきたし、排卵障害を引き起こす可能性があります。
また、インスリンの過剰分泌は身体を酸化させる効果もあり、卵子が酸化してしまうような場合には妊娠に大きな悪影響を与えてしまいます。
2.アルコール
アルコールの大量の摂取も身体の酸化を加速させ、妊娠に悪影響を与えます。
過去に取られた統計結果によれば、1週間にビールを中ビン4本以上飲む女性は、飲まない女性と比較して妊娠率が半分であるというデータもあります。
リラックスのために少量の飲酒をする場合には妊娠に大きな悪影響は与えませんが、飲酒の量が多い場合には妊娠に悪影響を与える可能性もあります。
3.食品添加物
現代の食品(特に冷凍食品・レトルト食品・コンビニ弁当など)には多くの食品添加物が含まれています。
食品添加物が全て身体に悪影響を与える訳ではありませんが、中には身体に悪影響を与えるものもあります。
また、過去には有害ではないと言われて使用されていた食品添加物が最近になって発がん性物質の疑いがあると判明したこともあります。
どの食品添加物が身体に悪影響を与えるかは分からない状況ですので、なるべく食品添加物を口にするのを避けるほうがよいでしょう。
妊娠しにくい食生活
食生活・食事の食べ方が妊娠に悪影響を与えることもあります。
ここからは、妊娠に悪影響を与える食生活・食事の食べ方を紹介していきます。
1.間食
間食をするという習慣は妊娠に悪影響を与えます。
食事を取った後は、胃や腸などの消化器官は一気に働き始め消化が完了した後に消化器官は休憩します。
つまり、間食をすると消化器官が働いている時間が長くなり、休む時間が少なくなってしまいます。
このような場合には、消化器官の働きが休まる時間が短くなってしまうので、消化器官の働きが弱ってしまいます。
また、間食が多いと消化器官にばかり血液が流れるようになってしまうため、子宮・卵巣などが血液不足になり妊娠力が低下してしまいます。
2.暴食暴飲
暴飲暴食をするという習慣も妊娠に悪影響を与えます。
その理由は、大量の食事を取ることによってインスリンが過剰に分泌してしまい、身体に負担を与える駆らです。
また、消化に時間がかかることによって卵巣・子宮などの機関が血液不足に陥ることも原因の1つです。
3.食べるのが早い
食べるのが早いという習慣も妊娠に悪影響を与えます。
食べるのが早いと、血糖値が急激に上昇してしまうためインスリンが過剰に分泌することになります。
急激にインスリンが上昇すれば身体に負担をかけますし、身体の酸化を加速させてしまうため妊娠に悪影響を与えてしまいます。
妊娠しやすい食べ物
ここからは妊娠しやすい食べ物を紹介していきますが「これだけ食べておけばOK」というものは存在していません。
その理由は、身体は様々な栄養素を必要としており、その栄養を1つの食品で取るということが不可能だからです。
妊娠しやすい身体を作るための栄養素とその栄養素が豊富に含まれる食品を紹介します。
もちろん、下で紹介した栄養さえ取っていれば大丈夫というわけではなく、様々な栄養をバランス良く取る必要があります。
1.鉄分
鉄分は血液を作る成分の1つです。
血液は身体の各器官に栄養素を運ぶ働きがあり、血液が不足すると栄養を沢山とっても身体の機関に栄養を十分に運搬することができなくなります。
特に、女性は毎月生理で血液を失うので、血液を作る栄養素が特に必要になります。
鉄分が豊富に含まれる食品:レバー・貝類・納豆
2.ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があり、身体の酸化を防ぎ老化を抑える働きがあります。
このような働きがあるので、ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれることもあります。
また、ビタミンEには血行を良くする働きもあり身体を活性化させる効果もあります。
ビタミンEが豊富に含まれる食品:ナッツ類・アボガド・うなぎ・小麦胚芽
3.亜鉛
亜鉛は「セックスミネラル」とも呼ばれる栄養素です。
特に亜鉛の摂取は男性に有効とされており、精子を作る機能を活性化させます。
近年になって男性の精子数の低下が世界中で確認されており、男性が原因の不妊症が増えてきています。
精子を作る機能が活性化すれば、精子の数だけでなく運動率も向上するので、妊娠する確率が大きく上昇します。
亜鉛が豊富に含まれる食品:かき・レバー・イモ類・わかめ
4.葉酸
葉酸はビタミンB群の1種で、特に女性に必要な栄養素です。
葉酸は遺伝子の複製のサポートを行うため、胎児の脳などの重要な機関をつくる際に特に摂取が必要とされています。
また、染色体異常を引き起こす確率を低下させることで、妊娠率を高め流産率を低下させるという働きもあります。
葉酸が豊富に含まれる食品:ブロッコリー・レバー・ほうれんそう
妊娠しやすい食生活
妊娠しやすい食生活についてですが、上で紹介した「妊娠しにくい食生活」の反対の食生活を送ることで妊娠しやすい食生活を送ることができます。
ということで、個別に説明することなく簡単にだけ紹介しておきます。
妊娠しやすい食生活は「決まった時間に3食を食べる」「間食はしない」「腹八分目の食事」「ゆっくり噛んで食べる」などですね。
このような食生活を守って食生活をするだけでも、臓器を十分に働かせて休ませることが可能になり妊娠力を高めることができるでしょう!
サプリメントも有効
食品ではありませんが、栄養を摂取するためにサプリメントを摂取することも有効です。
食品ではなくサプリメントでなければ取れない栄養素も存在しているので、そういった成分を摂取するためにはサプリメントの摂取が必須になります。
「サプリメントはあまり・・・」という人も多いと思いますが、サプリメントは身体に悪いものではなく、むしろ逆に身体を助けるものです。
もちろん、食事を軽視してサプリメントに頼りきりになるのは良い習慣とはいえません。
ただ、通常の食生活では摂取が難しいような栄養素をサプリメントで補うという食生活は身体の妊娠力を高めるものになるでしょう。
ということで、日々の食生活に不安のある方はサプリメントの摂取を考えてみると良いのではないかと思います。
コメントを残す