日本では、女性の晩婚化が進んでおり、晩婚化に伴って女性の出産年齢も高くなっています。
芸能人が不妊治療を受けて高齢出産をした、というニュースが報道されることも増えてますよね。
赤ちゃんを授かるために長年妊活をしている方も多く、不妊治療を行っている方の中には40代後半の方もいます。
過去にあった妊娠年齢の記録などから、妊娠可能年齢や自然妊娠の限界について紹介していきたいと思います。
世界の最高齢出産記録
ギネスに記載されている世界での最高齢出産記録は66歳です(体外受精で妊娠)
この記録が出たのは2006年のことで、アメリカ人のマリアさんが、66歳358日に双子の男の子を出産しています。
マリアさんは体外受精に成功していますが、治療を受ける際に年齢を偽って体外受精を受けたそうです。
また、ギネスには記載されていませんが、インドでは70歳の女性が体外受精で出産したという記録があるそうです。
しかしながら、その助成の生年月日が正確には分からなかったため、ギネスには記録されなかったようです。
世界の最高齢出産記録は、ギネス記録では66歳、ギネス外の記録では70歳ということですね。
日本の最高齢出産記録
日本人の最高齢出産記録は60歳です(体外受精で妊娠)
この出産があったのは2001年のことで、国内での超高齢出産ということでニュースにもなりました。
この女性は、若い日本人の女性から卵子の提供を受けて体外受精で妊娠をしています。
日本では、卵子提供が認められていないので、アメリカで卵子提供を受けて体外受精をしています。
因みに、卵子提供を受けていない場合の最高齢出産は49歳で、体外受精を経て出産に成功しています。
世界・日本の自然妊娠での最高齢出産記録
世界での自然妊娠の最高齢記録は57歳で、アメリカ人のルイスさんという方が1656年に女児を出産しています。
日本での自然妊娠の最高齢記録について調べてみましたが、有力な情報は見つけることができませんでした。
一般的に、女性の閉経は50歳~51歳の頃に訪れ、早い方で40歳、遅くとも55歳には閉経すると言われています。
ということで、自然妊娠で50代後半の女性が妊娠するというのは、非常にまれなケースです。
50代前半の女性が自然妊娠するケースも珍しいですが、日本でも毎年数件の50代前半女性の自然妊娠があるそうです。
関連記事:40歳・40代の妊娠確率【自然妊娠・出産がギリギリ間に合う】
高齢出産にはリスクもある
50歳以上の自然妊娠が毎年数件あるというのは、不妊に悩む女性にとっては励みになる情報ですが、高齢出産にはリスクがあります。
そのリスクとは、赤ちゃんが遺伝子の先天的な異常を持つ確率が上昇することです。
遺伝子の先天的な異常によって引き起こされる症状の中でも有名なものが、ダウン症です。
上の表は、女性の年齢と赤ちゃんの先天的異常の発生確率をまとめたものです。
女性の年齢が上昇するに従って、遺伝子の先天的な異常発生確率が高くなっているのが分かると思います。
関連記事:高齢出産だとダウン症や障害児の確率が高くなるってホント?
日本では高齢出産が増加していることが影響し、過去15年間でダウン症の子供の数が2倍に増加しています。
先天的な遺伝子の異常発生確率を低下させる方法として、妊娠前からの十分な葉酸の摂取するという方法が知られています。
海外の研究結果では、妊娠前から十分に葉酸を摂取することによって、赤ちゃんの遺伝子の異常発生リスクが72%も低下するという報告がされています。
妊活女性の葉酸摂取の重要性は国からも呼びかけられていて、厚生労働省はサプリメントでの1日400ugの葉酸の摂取を推奨しています。
生まれてくる子供のためにも、妊活女性は葉酸をしっかりと摂取するようにしましょう!
関連記事:葉酸はいつからいつまで摂ればいい?摂取量と注意点!
どうして高齢出産可能な人と不可能な人がいるのか?
どうして高齢出産に成功する人と失敗する人がいるのかということについてですが、その理由は卵子の質の低下にあります。
卵子は、胎児の時に一生分が作られ、それ以降は新しく作られることはありません。
つまり、卵子は生まれた時からずっと女性の体内に存在して、女性の加齢と共に卵子も老化していってしまうのです。
卵子が老化すると、卵子の中にあるミトコンドリアの働きが低下して卵子がエネルギー不足になり、卵子の質が低下します。
卵子の質が低下してしまうと、卵子の発育不全・受精率の低下・受精卵の発育不足・着床率の低下・流産確率の上昇など、妊娠のマイナス要因が増えます。
関連記事:【不妊症対策】ミトコンドリアを活性化させて卵子の老化を改善!
卵子の老化は、日々の生活習慣などによって加速し、悪い習慣を続けていると卵子の質の低下は加速します。
年齢よりも外見が若い方がいるように、年齢よりも卵子が若々しくて質が高い人もいます。
卵子が若々しく質が高い方は、高齢であっても妊娠に成功する確率が高くなりますし、逆に卵子の質が低い人は、若くても妊娠する確率は低下します。
つまり、高齢出産可能な方は質の高い卵子を沢山持っていて、高齢出産が難しい方は室の高い卵子を持っていないということですね。
卵子のアンチエイジングケアが可能なサプリも!
高齢出産が増えた事で、卵子の老化によって妊娠が難しくなっている方も多く存在しています。
卵子の老化が問題となっていますが、最近の研究によって、卵子内にあるミトコンドリアを活性化させる事によって、卵子が若返るということが発見されています。
その成分は「イースタティックミネラル」というもので、シンゲンメディカル株式会社さんが販売している「ミトコア300mg」で摂取することができます。
卵子の老化は不妊の原因となる重要な問題ですし、30代の方や不妊に悩んでいる方は自分でできる卵子の若返りケアとして「ミトコア300mg」を取り入れることをオススメします!
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