女性不妊症の原因には様々なものがありますが、
その原因の1つに卵管異常があります。
女性側に原因があり不妊症となる場合で
最も多いのは、この卵管異常です。
今回は、女性不妊症における原因の1つである卵管異常について紹介します。
[star_h4 style=”1″ color=”pink”]卵管異常とはどういう症状なのか?[/star_h4]
卵管異常が女性不妊症の原因の中で最も多いと書きましたが、
そもそも、「卵管」とはどういうものなのでしょうか?
卵管とは、子宮と卵巣を結んでる細い管であり、
卵巣で作られた卵子を子宮まで運ぶための通路です。
また、この卵管で精子と卵子は受精をするため、
卵管は妊娠するために非常に重要な器官です。
この卵管に何かしらの問題が起こり、
不妊症になることを「卵管障害」といいます。
卵管は非常にデリケートな器官であり、
細い管の形態をしているため、些細なことで詰まったり塞がってしまい
精子や卵子が卵管を通ることが出来なくなるため、不妊症になってしまいます。
卵管は些細な事で詰まったり塞がったりするため、
卵管障害になる原因は多く、女性不妊の原因の大半を占めています。
[star_h4 style=”1″ color=”pink”]卵管異常の原因は?[/star_h4]
卵管はデリケートな器官であり、異常を起こしやすいため、
卵管異常になる原因は1つではなく多岐に渡ります。
ここでは、卵管異常になる原因について紹介していきます。
卵管異常になる代表的な原因には
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この3つの原因について簡単に説明していきます。
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卵管が炎症を起こし、卵管が閉塞してしまう症状です。
卵管炎の原因となる病原菌として最も多いものは、
クラミジアであり、性行為を通じて感染します。
卵管炎になった場合の自覚症状には、
おりもの量の増加や下腹部の痛みがありますが、
自覚症状が全くない場合もあります。
卵管炎が悪化すると、卵管が閉塞してしまうため、
卵子や精子が卵管を移動することができなくなり、
不妊症になってしまいます。
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子宮の内壁以外でも増殖してしまい、その場所で炎症を起こす症状です。
子宮の内壁に増殖した正常な子宮内膜は、月経の時に体外に排出されますが、
それ以外の場所で増殖した場合には、体外に排出することができず、
体内や器官に血液がたまってしまいます。
子宮内膜症が生殖に関係のある場所、例えば子宮や卵巣などに発生すると
器官の働きを正常に行うことができなくなり、不妊症になってしまいます。
子宮内膜症になった場合の自覚症状には、
異常な月経痛や性交時の痛みなどがありますが、
自覚症状が全くない場合もあります。
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卵管が腫れあがり閉塞することにより、水がたまってしまう症状です。
卵管が閉塞してしまうことにより、卵巣から排出された卵子が
卵管を通ることができなくなるため、不妊症になってしまいます。
卵管留水腫になった場合の自覚症状には、
おりもの量の増加や下腹部の痛みなどがありますが、
自覚症状が全くない場合もあります。
[star_h4 style=”1″ color=”pink”]卵管異常の検査方法や治療方法について[/star_h4] 卵管の検査方法については様々な方法がありますが、
代表的な検査方法は「通水・通気検査」です。
通水・通気検査について簡単に説明すると、
卵管に水や炭酸ガスを送り込むことにより、
通気性、通水性などで卵管のつまり具合を検査する方法です。
続いて、卵管異常の治療方法ですが、
症状が軽度の場合には、卵管に食塩水などを流して洗浄し、
抗生物質などを服用することにより、細菌の増殖を抑えます。
また、手術によって卵管を再建するなどして治療し、
治療後に自然妊娠をするということも可能です。
卵管異常が重度の場合には、
体外受精や顕微授精などの治療方法が取られます。
体外受精は、卵子を卵巣から取り出して
体外で精子と受精させ子宮に戻すという方法であるため、
卵管が詰まっていたとしても妊娠することが可能になります。
卵管はデリケートで簡単にダメージを受けてしまう器官であるため
異常を感じた場合には、早めに病院で診断を受けることをオススメします!
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