「健康な赤ちゃんを産みたい!」というのは母親であれば誰しもが願うことですよね。
しかし、残念ながら全ての赤ちゃんが健康な身体で生まれるわけではありません。
先天的な障害として最も有名な症状が「ダウン症」ですが、ダウン症の赤ちゃんは年々増えつつあると言われています。
今回の記事では、赤ちゃんにダウン症を発症させないための予防方法をまとめて紹介していきます。
ダウン症の発症原因について
ダウン症の予防をするためには、まずダウン症の発症原因を知っておく必要があります。
肝心のダウン症の発症原因ですが、ダウン症は染色体(遺伝子)の異常によって引き起こされるということが知られています。
もっと詳しく言うと、21番目の染色体に異常が起こり3本(通常は2本)になることでダウン症が発症します(下の画像がダウン症の人の遺伝子です)
人間は染色体をコピー複製して細胞を増殖させていきますが、染色体に異常がある細胞がコピーされると身体中に異常な細胞が増殖してしまいます。
妊娠初期には胎児の脳などが作られるのですが、妊娠初期に染色体に異常が発生してしまうと脳が異常な細胞で作られてしまうことになります。
このような状態になると、胎児はダウン症を発症してしまい、心疾患、極端な低筋力、肥満、低身長、知能の低下などの症状を引き起こしてしまいます。
つまり、ダウン症の発生原因を一言で言えば「妊娠初期の染色体の複製ミス」ということになります。
ダウン症の発症確率について
ダウン症の発生確率は女性の年齢によって異なります。
下の表が母親の年齢とダウン症・染色体異常の確率をまとめたものです。
女性の年齢が高くなるほど、赤ちゃんがダウン症・染色体異常を引き起こす確率が高くなるということが分かります。
近年は女性の晩婚化が進んで高齢出産が増えていることから、ダウン症で生まれてくる胎児の数が過去15年間で約2倍に増えています。
また、表の確率はあくまで統計データであり、喫煙経験や不規則な生活習慣や栄養不足などによって発症確率は上昇するので個人差があります。
つまり、20代だからといって安心はできないということですね。
何も対策をしなかったばかりに、赤ちゃんの健康が損なわれてしまったとしたら、一生後悔することになってしまいます。
ダウン症の予防対策はそれほどお金のかかるものではないので、赤ちゃんの健康のためにも必ず対策をするようにしましょう!(発症リスクの高い30代以上の女性は特に対策が必要です)
ダウン症の予防方法について
ダウン症の予防方法は大きく分けて2つあります。
その2つとは「新型出生前診断」と「葉酸の摂取」です。
「新型出生前診断」には倫理的な問題もあるので行うかどうかは個人の判断にまかせますが「葉酸の摂取」は必須です。
ここからはこの2つのダウン症の予防方法について紹介していきます。
「新型出生前診断」について
ダウン症の予防対策の1つが、新型出生前診断(正式名称:無侵襲的出生前遺伝学的検査)を受けるという方法です。
この診断は2012年から開始されており、妊婦から血液を採取して血液中の遺伝子を解析することで、胎児の染色体の異常の有無を調べるという方法で行われます。
つまり、赤ちゃんが生まれる前に染色体の異常の有無を調べるということですね。
ただ、この診断の結果、赤ちゃんには染色体の異常がある可能性が高いとなった時に、どうするのかという問題があります。
せっかく授かった赤ちゃんを、妊娠中絶して堕ろすのかどうかということですね・・・。
この選択は倫理的な問題もあるし、夫婦の今後の人生を大きく左右する選択だと思うので、個人的な意見を書くことは控えます。
とにかく、ダウン症の予防対策としては「新型出生前診断」があり、出産前に赤ちゃんの染色体異常の有無を知ることができるということですね。
理想を言えば、そもそも赤ちゃんに染色体異常が起こらないというのが1番です。
その理想に近づくための方法として最も効果のある方法が「葉酸を十分に摂取すること」です。
「葉酸の摂取」について
ダウン症の予防対策の1つで最も有効な予防方法が「葉酸を十分に摂取する」方法です。
葉酸は染色体のコピー複製に必要な栄養素であり、葉酸が不足すると染色体コピーに失敗する確率が高くなり、胎児の染色体異常リスクが上昇します。
簡単に言ってしまえば「葉酸が不足すると遺伝子のコピーに失敗するリスクが高まる」ということですね。
過去に、海外7カ国(アメリカやイギリスなど)が合同で行った臨床実験の結果、葉酸の十分な摂取によって70%もダウン症のリスクが軽減されるという結果が明らかにされており、研究結果からも葉酸の高い効果が分かります。
つまり、妊活中の女性にとって葉酸の十分な摂取は絶対に必要なことであるということですね!
葉酸の摂取方法について
では「葉酸を十分に摂取するためには具体的にどのようにすればよいのか?」ということについて紹介していきます。
いきなりですが結論から言えば、葉酸を十分に摂取するためには「葉酸サプリメントを摂取することが絶対に必要」になってきます。
その理由は、食事だけでは十分な葉酸を摂取することができないからです。
妊娠初期に必要な葉酸は1日あたり400ugとされていますが、この量の葉酸を食べ物でとろうとすると、毎日ほうれん草を1kg食べることが必要になります。
ほうれん草は葉酸をたくさん含む食べ物ですが、それでも毎日1kgもの量を食べることが必要になるのです。
このことからも、葉酸をサプリメントで取る必要性がわかってもらえると思います。
葉酸サプリはいつから飲めばよいか?
上にも書きましたが、ダウン症の発症を決定づけるのは「妊娠初期の染色体の複製ミス」です。
ということで、葉酸が必要になる時期は妊娠初期ということですね。
もちろん、人体にとって葉酸は常に必要な栄養素ではありますが、妊娠初期は特に葉酸が必要です。
ここで問題となるのが「葉酸サプリをいつから飲めばよいのか?」ということです。
実は、妊娠に気がついてから葉酸サプリを飲み始めても手遅れになってしまうケースがあるからです。
葉酸サプリは妊娠前から飲む必要がある!
「葉酸サプリをいつから飲めばよいのか?」という問題に対しての答えは「妊活中であれば今すぐ葉酸サプリを飲み始めるべき」です。
ここからはその理由を解説していきます。
染色体が初めて複製されるのは受精後のことで、受精直後から染色体の複製が始まります。
つまり、妊娠前(着床前)から赤ちゃんの染色体の複製が始まるということですね。
妊娠に気がつくのは妊娠してしばらくしてからのことですし、妊娠に気がついてから葉酸を摂取しても、すでに染色体の複製は始まっており手遅れになる場合があります。
なので、葉酸サプリは妊娠よりも前から飲む必要があり、妊活中の女性は常に葉酸サプリを摂取することが必要とされています。
オススメの葉酸サプリについて
葉酸サプリにはいろいろなものがあるので、どの葉酸サプリを選べばよいのか分からないという人も多いと思います。
どの葉酸サプリを選べば良いのか分からないという方には、わたしも利用していた「ベルタ葉酸サプリ」をオススメします。
その理由はベルタ葉酸サプリが「妊活に特化した葉酸サプリで、葉酸以外にも妊活に必要な栄養素が十分に含まれている」ことと「高品質で低価格(1ヶ月4,000円程度)」であるからです。
ベルタ葉酸サプリについての詳しい紹介は別の記事で行っていますので、興味のある方はそちらの記事を読んでいただければ嬉しく思います。
【まとめ】ダウン症の予防方法まとめ
新型出生前診断を受けるかどうかは個人の考えもあるので、夫婦で相談して決めるべきことです。
ですが、妊活中であるならば女性は絶対に葉酸サプリの摂取を行うようにしましょう!
ベルタ葉酸サプリであれば、1ヶ月4,000円程度の出費で赤ちゃんのダウン症発・染色体異常の発症確率を大幅に低下させることができます。
サプリメントにお金を使いたくはないという人もいますが、サプリメントが必要な時期は限定されていますし、健康な赤ちゃんを産むための妊活にはお金がかかるものと割りきるべきです。
赤ちゃんの健康を守り、後悔しない妊活を行うためにも、妊活女性は早急に葉酸サプリを摂取する習慣をつけるようにしましょう!
以上、ダウン症の予防方法まとめでした。
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