一般的に、不妊症の治療は女性が受けるものというイメージがあります。
しかしながら、不妊症は女性側だけではなくではなく、男性側にも問題がある場合が多いです。
子供は男性の精子と女性の卵子が受精することにより生まれます。
当然ながら、精子に問題があれば、妊娠する可能性は低くなってしまいます。
ということで、今回の記事では女性不妊症と男性不妊症について解説し、不妊症夫婦の夫婦における男性不妊症と女性不妊症の割合などを紹介していきます。
女性不妊症と男性不妊症の確率について
不妊症の原因は男性にも女性にもにあるということを書きましたが、不妊症の原因が女性側にある場合には「女性不妊症」といい、不妊症の原因が男性側にある場合には「男性不妊症」といいます。
ここで気になるのが、男性不妊症と女性不妊症の割合ですが、不妊症の夫婦に行われたアンケートでその割合が判明しています。
WHO(世界保健機構)が調査した不妊症の原因を調査したアンケートの結果によれば以下のような結果が明らかになっています。
男性側に原因があり不妊である・・・48%
女性側に原因があり不妊である・・・65%
両方を合計すると100%を越えてしまっている理由は、男性女性ともに原因がある場合を含んでいるからです。
このアンケートでは更に細かい結果も示されているので以下に紹介します。
男性側のみに原因がある・・・24%
女性側のみに原因がある・・・41%
男性女性ともに原因がある・・・24%
原因が不明・・・11%
このアンケート結果から、不妊症の改善のためにどれだけ女性側が努力しても、男性側に原因である48%の不妊症は改善されないことが分かります。
つまり、不妊症である夫婦の実に半分が、男性の不妊症を改善する必要があるということです。
現代は男性不妊症が増えつつある!
男性が原因となり、子供が出来ない夫婦の数は上昇傾向にあると言われており、その主な原因として「精子の生成量減少や精子の質の低下」が挙げられています。
「不妊症というのは、妊娠が不可能な状態ではなく、妊娠をしにくい状態」であるため、男性不妊症の夫婦であっても女性が妊娠しやすい身体になれば妊娠する可能性は高まります。
しかしながら、男性不妊症の場合に最も効果的なのは、男性側が不妊症を改善し、妊娠しやすい精子を作ることができる身体になることであるのは当然ことです。
よく「不妊治療は夫婦が一丸となって取り組む必要がある」と言われますが、この言葉には男性側にある問題も改善する必要があるという意味も含まれています。
また、女性側に問題がある不妊症の場合であっても男性側がより妊娠しやすい精子を作ることができる身体になれば、それだけで妊娠する可能性は高まります。
つまり、妊娠する可能性をできるだけ高めたいと考えるのであれば夫の協力は必要不可欠であるということですね!
私の場合と不妊症との戦い方について
私の夫婦の場合は、どちらかと言えば不妊症の原因は私にありましたが、夫も食事の改善などに付き合ってくれたこともあり妊娠し出産することが出来ました。
不妊症を乗り越え、出産を経験して思うことは「不妊症を乗り越える第一歩は、夫の協力を得ること」ということです。
おそらく、女性が主体となって不妊治療を勧める夫婦が大多数だと思いますが、夫の協力は必要なので得た知識を共有して正しい方法で不妊症を改善していきましょう!
コメントを残す