不妊治療を病院やクリニックで受けるのであれば、病院選びはものすごく重要です。
不妊治療は長期通院になる可能性もありますし、自分が納得できる病院を探すことが大切です。
しかし、今から不妊治療を受けようと考えている方は、病院やクリニックをどのように選べば良いのか分からないという方も多いと思います。
ということで、不妊治療の病院を選ぶ上で、抑えておきたいポイントを紹介していきたいと思います。
目次
不妊治療の専門医のいる病院を選ぼう!
ひとむかし前は、婦人科の一部として不妊治療が考えられてた時期もありました。
しかし、現在では不妊治療は病院でもひとつの専門分野として確立されています。
なので、不妊治療を本気で考える方は、とりあえず近くにある大きめの病院に行くのではなく、不妊治療の専門医がいる病院に行くことをオススメします!
もちろん、一般の婦人科でも、ある程度の不妊治療の診察や治療はできますが、やはり専門でない分野には限界があります。
専門医のいない病院で治療を受けて、あっさりと妊娠できれば問題はありませんが、治療が長引く場合には途中で不妊専門病院に転院しなければならないこともあります。
そういった点からも、最初から不妊専門の病院に行ったほうが、時間が無駄になりません。
女性は高齢になればなるほど妊娠力が低下してしまうので、時間を無駄にすることはなるべく避けるべきことですね。
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不妊治療の専門医がいる病院ってなに?
「不妊治療の専門医がいる病院」と一口に言っても、不妊治療を行っている病院にもいろいろな形態があります。
不妊治療の専門医がいる病院の形態についてですが、大きく分けて3つの形態があります。
1.大学病院や公立病院などで独立した「不妊外来」がある
2.産婦人科のある病院・クリニックで独立した不妊外来がある
3.不妊治療を専門に行っている婦人科クリニック
不妊治療の専門医がいる病院は、大病院から小さなクリニックまで、規模はさまざまです。
大きい病院と小さい病院なら、大きい病院の方が安心という方もいると思います。
ですが、不妊治療の専門医やスタッフが揃っていて、治療のための設備が整っているのであれば、病院の規模の大小は治療の良し悪しには関係ありません。
小さい病院の方が融通が利く面もあり、小さい病院であることがメリットになるということもあります(もちろん大きい病院にもメリットはあります)
不妊治療が可能な病院の探し方は?
まずは、本や雑誌、ネット上の不妊関連のサイトをいくつか調べてみて、自分の通える距離にある病院をピックアップしてみましょう。
また、不妊治療をしている知人や友人がいるのであれば、評判の良い病院の情報を教えてもらうということも参考になります。
不妊治療は場合によっては長期的な治療が必要になることがあるので、病院があまりにも遠いと通院が苦痛になります。
ということで、通院に無理のない距離にある病院を選択することも重要です。
特に、仕事と不妊治療を両立しようと考えている場合には、仕事場から直接病院に行くという場合もあるので、病院の位置は更に重要になります。
関連記事:不妊治療と仕事の両立は可能?両立を阻む6つの要因!
病院のピックアップが完了したら、病院のホームページで設備やスタッフ、診療時間の確認などを確認しましょう。
ホームページで調べてみてもわからないことがあれば、病院に電話して直接情報を聞き出すのも有効ですね。
口コミ・ランキングサイトに注意!
ネット上には不妊治療の病院やクリニックの口コミやランキングサイトがありますが、そのサイトに書いてある情報だけを信じて病院を決めるのは危険です。
ネット上では病院のランキングや口コミが良いけれど、実際にはあまり良くない病院も存在しています。
もちろん、参考にするのは有効ですが、自身で病院やクリニックのホームページを確認するなどして、情報を収集してから決めるようにしましょう。
ということで、ランキングサイトや口コミサイトの情報をうのみにするのではなく、しっかりと自分で情報を確認して病院をきめるようにしましょう!
病院探しではこんなポイントに注目しよう!
病院選びをする上で、どういったポイントを見て病院の良し悪しを判断するべきなのかということを、個人的な意見でまとめてみました。
もちろん、私個人の意見なので、役にたつかどうかはわかりませんが、少しでも役に立てれば嬉しいと思います。
ということで、病院を選ぶ際にホームページや電話で確認するべき点について紹介していきたいと思います。
1.不妊治療可能な設備が整っているか?
不妊治療を十分に行うための設備が十分に整っているがどうかは、とても重要なことです。
不妊治療を専門的に行っている病院やクリニックであれば、設備が充実しているということをホームページで売りにしているところも多くあります。
また、小さいクリニックの場合には、手術などの場合には、提携先の病院で行うという場合もあります。
いずれにしろ、不妊治療を十分に行うことができる設備のある病院か、しっかりとした提携先を持つクリニックを選ぶべきです。
因みに、見るべきポイントの例として、3つのポイントを紹介します。
1.手術の設備があるか?(ない場合には提携する病院があるか?)
2.男性不妊症への対応は十分か?(できない場合には提携する病院があるか?)
3.体外受精や顕微授精などの高度不妊治療の設備があるか?(ない場合には提携する病院があるか?)
今どき、不妊を専門にしていると宣伝しているにもかかわらす、男性不妊症や高度不妊治療に対応していない病院やクリニックはほとんどありません。
ですが、少なくともしっかりした設備があるかどうか確認しておくことは、リスクを避けるためにも重要なことです。
病院選びの際には、ホームページや電話などで、しっかりとした設備のある環境で不妊治療を受けられるかどうか確認しておきましょう!
関連記事:不妊治療の流れと4つのステップを知ろう!
2.不妊治療のスタッフが揃っているか?
病院やクリニックに不妊治療のスタッフが十分に揃っていることも重要なポイントです。
大病院だと、患者の数が多すぎてスタッフが足りず、待ち時間が長くなってしまうというようなこともあります。
なるべくストレスなく不妊治療を進めるためにも、スタッフが十分に揃っているということも病院を選ぶ際には注目するべきでしょう。
また、不妊治療をする上で特別なスタッフがいる病院やクリニックはオススメです!
例えば、顕微授精などの高度不妊治療が可能な資格を持つ専門家「エンブリオロジスト」や、不妊治療の知識を持ち、ココロのケアをしてくれる「不妊カウンセラー」などのスタッフがいると良いですね。
不妊治療には、悩みがつきものですし、プレッシャーなどからうつ病になってしまう方もいます。
そういった点から考えても、悩みを打ち明けれるような不妊カウンセラーのいる病院を選択するのと良いというのが、私の個人的なオススメですね!
もちろん、不妊カウンセラーがいたとしても、不妊治療を担当する先生の技術が伴ってなければ意味はありません。
技術的なスタッフが十分に揃っていて、不妊カウンセラーがいる病院を選択するのがベストでしょう!
ということで、スタッフの面では注目すべきポイントを3つ紹介しておきます。
1.不妊治療の専門医がいるか?
2.不妊カウンセラーがいるか?
3.エンブリオロジストがいるか?(いない場合には提携する病院にいるか?)
こういった点も、ホームページや電話などでしっかりと確認して病院を慎重に選び、後悔しないようにしましょう!
実際に病院に行ってみないとわからないこともある!
不妊治療の病院選びのポイントを紹介しましたが、病院の雰囲気や先生の対応などは、病院に通ってみなければ分かりません。
友人や知人が気になる病院に通っているのであれば、いろいろと聞いて情報を得ることも可能なので、事前に集められる情報は集めておくと良いでしょう。
また、勇気がある方は病院から出てくる人に評判を聞いてみるという手もありますね。私にはその勇気はありませんでしたが(^_^;)
関連記事:不妊治療の初診って何をするの?
病院に通院してから病院の良し悪しを判断するポイントを紹介しておきます
1.問診が丁寧で分かりやすく説明してくれる
2.質問に対して答えをきちんと返してくれる
3.検査・治療法・薬の説明をリスクを含めて説明してくれる
4.治療にかかる費用を説明してくれる
5.適度に混んでいて待ち時間にストレスがない
検査・治療法・薬・費用などの疑問についてハッキリと答えてくれる病院を選ぶことは、やはり大切なことです。
また、不妊治療は何かと不安になることが多いので、信頼のできる先生とのコミュニケーションは大切です。
人と人にはどうしても相性があるので、先生と相性が合わなかったり考え方が合わず、ストレスになるようでしたら転院を視野にいれて考えると良いですね。
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