男性不妊症の原因には様々なものがありますが、その原因の1つに乏精子症(ぼうせいししょう)があります。
この言葉を聞いたことがある方は少ないかも知れませんが男性不妊症の男性の中では乏精子症の方が最も多いです。
乏精子症の発症には様々が原因がありますが、症例が多いこともあり治療方法や良く効く漢方などの情報も多いです。
今回は不妊症における原因の1つである乏精子症について紹介します。
乏精子症とはどんな症状なのか?
乏精子症とは、精液中の精子濃度が著しく低く、精子数が1500万/1ml以下である症状と定義されています。
精液中の精子濃度は、計測する日の体調や環境など、多くの要因により大きく変動するため、
複数回の検査を受けて症状を判定します。
自然妊娠をするのであれば、性液中の精子濃度が4000万/1ml以上が望ましいとされています。
また、精液中の精子濃度の正常値は6000~8000万/1ml以上と言われています。
乏精子症の場合には精子の数が少ないという症状であるため、妊娠する可能性はゼロではありませんが、妊娠する可能性は非常に低くなります。
乏精子症の原因は?
乏精子症は精液中の精子濃度が少ないという症状であり、精子濃度が少なくなる原因はいくつかあります。
その原因は主に「造精機能障害」「精索静脈瘤」「原因不明」の3つに分けられます。
造精機能障害は精子を作る機能に問題がある症状です。
造精機能障害になる原因はおたふくかぜの後遺症や精巣の位置の異常など多様です。
精索静脈瘤は精巣につながっている静脈の血液が滞ることにより静脈にこぶのような膨らみができてしまう症状です。
精索静脈瘤になると、陰嚢が温まりやすくなることによって精子が作られにくくなります。
精液中の精子濃度が低い症状であるものの、原因がわからないという場合もあります。
実は、乏精子症の中ではこのケースが最も多いです。
原因不明の乏精子症の場合は特発性造精機能障害とも言われます。
乏精子症となる原因は多く、またその原因が不明と診断されることも多いですが、治療をすることにより、子供を作ることが可能になるケースが多いです。
乏精子症の治療方法
乏精子症の場合には生きている精子が存在しているため顕微授精をすることによって妊娠をすることが出来ます。
ただ、顕微授精などの自然妊娠以外の手段により妊娠することは可能ですが、金銭的な面での負担が非常に大きくなってしまうという難点があります。
しかし、乏精子症であっても症状が軽度の場合には、治療により自然妊娠で子供をつくることができます。
ここからは、自然妊娠による治療方法を紹介していきます。
精索静脈瘤の場合には、手術をして静脈留を取り除く事により乏精子症の改善をすることができます。
また、造精機能障害や原因不明の場合にはホルモン療法により、改善を期待することが出来ると言われています。
しかし、ホルモン療法には副作用などの問題もあり、医療機関でのサポートを受けなたら治療することが必須となります。
漢方やサプリメントの改善効果について!
ここで気になるのが副作用のない漢方やサプリメントの存在ですが、乏精子症の改善するための漢方やサプリメントが存在しています。
男性用の妊活サプリメントは女性用の妊活サプリメントと比較して少ないですが、男性不妊症の認知度の増加とともに徐々に増えてきています。
その中には、青汁という形で男性にも継続しやすい男性用の妊活サプリメントも販売されており、多くの夫婦に支持されています。
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