40歳・40代の妊娠確率【自然妊娠・出産がギリギリ間に合う】

日本では晩婚化が進んでいることもあり、女性の初出産年齢もどんどん上昇してきています。

また、芸能人でも高齢出産を経験している方が多く、高齢妊娠や出産がニュースで取り上げられることも多いですね。

芸能人の40代での出産がテレビで報道されるということもあり、40代でも簡単に妊娠できると考えてる方もいるようです。

しかし、40代での妊娠はそう簡単なものではありません。

今回の記事では、40歳・40代での妊娠確率などについての情報を統計情報を元にして紹介していきたいと思います。

40歳・40代の自然妊娠確率

自然妊娠率

年齢別の自然妊娠の確率の統計データが判明しているので紹介します。

40歳の女性が、妊娠を望んで排卵日に性交渉をした場合の妊娠確率は「5%」というデータが発表されています(1回の生理周期あたり)。

ということで、単純に計算して40歳の女性が1年かけて自然妊娠をしようとした場合に、妊娠に成功する確率は46%です。

計算式は100(%)-95(%)の12乗
1年にある生理周期を12回として、1回の生理周期で妊娠できない確率95%を12回連続で繰り返す確率(1年かけても妊娠できない確率)が54%
妊娠できない確率が54%なので、妊娠に成功する確率は100%-54%で46%になります。

つまり、単純計算ではありますが、40歳の女性でも1年以内に約半分の女性が自然妊娠することが可能ということですね。

25歳~30歳であれば、1回の生理周期で25%~30%の女性が自然妊娠し、35歳であれば18%の女性が自然妊娠します。

このデータからも、35歳を過ぎたあたりから急激に自然妊娠の確率が低下することが分かります。

さらに、45歳になると自然妊娠の確率は、1回の生理周期で「1%」になってしまいます。

45歳以上で自然妊娠をすることは不可能ではありませんが、かなり厳しい確率であるということが分かります。

つまり、妊娠を成功させるために重要なのは「なるべく若い内に妊娠をしておく」ということですね。

40歳・40代の流産確率

流産発生率

40歳での流産確率は約40%であるというデータが公表されています。

ということで、先ほどの40歳女性が1年間に自然妊娠する確率46%の内の4割は、出産することなく流産してしまいます

つまり、40歳女性が1年以内に自然妊娠をして無事に出産を終える確率は更に低下して27.6%になります。

だいたい4人に1人の方が出産に成功して、4人に3人は妊娠しないか流産になってしまうということですね。

この数字からみても、40歳というのは、自然妊娠にとって本当にギリギリの年齢であるように思います。

流産確率は年齢が高くなるに従って上昇し、25歳~30歳であれば10%、35歳であれば25%です。

統計データからも、30歳以降に流産確率が急激に上昇しているのが分かります。

45歳の場合には、流産確率は50%にもなり、妊娠したとしても半分の女性が流産になってしまいます。

40歳・40代の体外受精成功確率・妊娠確率

人工授精成功率

上のグラフが体外受精の年齢別妊娠率です。

体外受精では、女性から卵子を男性から精子を採取して、体外で卵子と精子を受精させて受精卵を作ります。

体外で作られた受精卵は、ある程度まで成長させられてから、女性の子宮に戻されます。

体外受精であれば、ほぼ確実に受精に成功するので、自然妊娠と比べると妊娠率が高くなります。

ただし、この治療には保険が適応されないので、1回あたりの治療に20万円~60万円程度の治療費が必要になります。

40歳女性の体外受精の成功確率は、体外受精1回あたり約20%であり、自然妊娠よりも4倍も妊娠しやすいです。

体外受精の場合も自然妊娠と同様に、女性の年齢が高くなるに従って成功率が低下していき、45歳になるころには、成功率は5%以下になってしまいます。

40歳の女性の場合には、1回の治療あたり20%が妊娠に成功しますが、その内の4割は流産になってしまいます。

ということで、実質的には、1回の体外受精で40歳の女性が妊娠して出産できる確率は12%ということになります。

40歳の女性が1年(12回)体外受精を受けて出産することができる確率は単純計算で約55%で、半数以上の女性が赤ちゃんを出産できます。

しかし、12回体外受精を受けるとなると治療費は最低でも200万以上必要になるので、誰でも気軽に何度でも受けることができるわけではありません。

40歳・40代の妊娠率が低くなる理由

年齢と共に妊娠確率が低下する原因はいろいろとありますが、最も大きな原因は卵子が老化することによって引き起こされる卵子の質の低下です。

卵子は胎児の時に一生分作られ、それ以降は新しく作られることなく、卵子は徐々に消費されていきます。

胎児の時に全ての卵子が作られているので、卵子は年齢と共に老化していき、女性が40歳になる時は卵子も40歳になります。

卵子が老化すると、受精に失敗する可能性が高くなりますし、受精に成功したとしても受精卵の成長が不十分になる可能性が高くなります。

また、着床に成功する可能性が低くなるなどの弊害も発生してしまい、妊娠する可能性が低下します。

妊娠確率や流産率などから考えて、出産は40代前半がギリギリであると言えますね。

もちろん、個人差もありますので、40代後半で自然妊娠に成功している方もいますが、40代後半で不妊治療をしている多くの方は、残念ながら不妊治療に成功していません。

こういった結果からも、出産を望むのであれば、なるべく早くに妊活を開始することが大切であるということが分かります。

40歳・40代のダウン症発生率

ダウン症発生率

妊娠率とは少し話がズレますが、ダウン症の発生率も重要なことなので簡単に紹介しておきたいと思います。

ダウン症は、先天的な染色体の異常によって発症して、心臓の疾患や知能の低下を引き起こします。

ダウン症の発生率は特に母親の年齢に依存することが判明しており、高齢出産が増えている日本では、過去15年でダウン症の子供が2倍に増えています。

表からも分かるように、ダウン症に代表される先天的に染色体異常をもった子供が生まれる確率が、40歳の場合には1/40もあります。

45歳になると染色体異常が発生する確率は更に高くなり、確率は1/11になります。

ダウン症などの対策としては、妊娠前から十分に葉酸を摂取することで、ダウン症の発生率を大幅に低下できることが判明しています。

高齢出産を考えている方は、生まれてくる赤ちゃんのためにも、なるべく早く葉酸を十分に摂取する習慣をつけるようにしましょう!

妊活女性には葉酸サプリが必須!

全ての妊活女性に絶対に必要!」とされているのが葉酸サプリです。

上にも少し書きましたが、葉酸には赤ちゃんのダウン症の発症確率を大幅に低下させる効果があります。

また、葉酸には胎児の先天的な障害を防ぐ以外にも、流産確率を低下させるという効果もあります。

しかしながら、妊活中に必要とされる葉酸の量は非常に多く、食事だけでまかなうことは不可能です。

そういったこともあり「妊活女性には葉酸サプリが必須」であるとされているのです。

オススメの葉酸サプリを紹介!

ただ、日本ではいろいろな葉酸サプリが販売されているので、どの葉酸サプリを選べばよいのか分からないという人も多いと思います。

そのような人には、わたしも利用していた妊活用葉酸サプリ「ベルタ葉酸サプリ」をオススメします。

ベルタ葉酸サプリポイント

ベルタ葉酸サプリは妊活に特化した無添加の葉酸サプリで、価格が安いにもかかわらず品質が高いのがオススメの理由ですね。

また、妊活女性に一番利用されている葉酸サプリであり、販売実績があるのもオススメできるポイントの1つですね。

ベルタ葉酸サプリについては別の記事で詳しく紹介しているので興味のある人は読んでいただければと思います。

いずれにしろ、葉酸サプリは流産の確率を下げ、赤ちゃんの健康を守るために絶対に必要なものです!

ということで、どの葉酸サプリを選んでも良いですが、少なくとも妊活女性は必ず葉酸サプリを摂取するようにしましょう!(特にリスクの高まる30代女性は注意が必要です)
妊活用葉酸サプリ「ベルタ葉酸サプリ」を徹底レビュー!

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