多嚢胞性卵巣症候群の原因や妊娠に与える影響

不妊症と病院

排卵障害の原因の1つとして多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)というものがあります。

排卵は自然妊娠をするために絶対に必要なことなので、排卵に問題が生じた場合には妊娠にも直接影響を与えます。

今回の記事では、多嚢胞性卵巣症候群が妊娠に与える影響について紹介をしていきます。

多嚢胞性卵巣症候群ってなに?

多嚢胞性卵巣症候群がどのようなものなのかということを説明していきたいと思います。

まずは名称についてですが、名前が長いので英語の病名「Polycystic ovary syndrome」を略して「PCOS」と呼ばれることもあります。

多嚢胞性卵巣症候群は、特に若い女性に多く見られる症状で、20人に1人が多嚢胞性卵巣症候群であると言われています。

正常であれば、卵巣内にある卵胞は生理周期に合わせて成熟していき、卵胞から卵子が飛び出して排卵が起こります。

しかし、多嚢胞性卵巣症候群の場合には、卵胞の発育が十分におこなわれないために排卵が起こらなくなってしまいます。

排卵が行われない状態が長く続くと、次第に卵巣の皮が厚くなり卵巣が硬くなってしまいます

この様な状態になってしまうと、多嚢胞性卵巣症候群と診断されます。

多嚢胞性卵巣症候群の程度について

多嚢胞性卵巣症候群には、軽度な場合と重度な場合があります。

重度の多嚢胞性卵巣症候群の場合には、排卵が全く行われないので、妊娠することが困難になります。

また、軽度な多嚢胞性卵巣症候群の場合には、たまに排卵が行われるので、運が良ければ妊娠することが可能です。

しかし、軽度の多嚢胞性卵巣症候群であっても次第に卵巣が固くなっていき、最終的には排卵が全く行われなくなってしまいます

多嚢胞性卵巣症候群の原因について

多嚢胞性卵巣症候群の原因についてですが、多嚢胞性卵巣症候群の原因は様々あり、原因が不明の場合も多いです。

原因の1つとして、男性ホルモンや黄体化ホルモン、インスリンの異常分泌が挙げられます。

上に挙げたホルモンが異常に分泌すると、卵巣の代謝が悪くなり、卵巣の働きが低下して多嚢胞性卵巣症候群になると言われています。

卵巣の働きが低下すると卵胞の成熟が十分に行われなくなるため排卵不全になり、次第に卵巣にもダメージを受けていきます

関連記事:排卵障害の原因や症状について

多嚢胞性卵巣症候群が妊娠に与える影響

多嚢胞性卵巣症候群になると、排卵が時々になったり、全く無くなったりしてしまうので、妊娠することが困難になります。

症状が軽度である場合には、排卵が無いわけではないので自然妊娠も可能ですが、重度の場合には排卵が全くないので妊娠は困難です。

しかし、たとえ重度の多嚢胞性卵巣症候群であっても、不妊治療を受けることで妊娠して出産をすることは可能です。

ということで、まずは自分が多嚢胞性卵巣症候群かどうかを知り、もしそうであるならば正しい対処をするようにしましょう。

軽度の時に発見することができれば不妊治療も簡単なものになりますし、治療の結果も出やすくなります。

多嚢胞性卵巣症候群に気がつくためには

多嚢胞性卵巣症候群は強い自覚症状はありませんが、自覚症状が無いわけではないので注意していれば早期に気がつける場合もあります。

男性ホルモンや黄体化ホルモン、インスリンの異常分泌が原因となって多嚢胞性卵巣症候群になっている場合には下に紹介する項目に当てはまる場合があります。

こんな場合は多嚢胞性卵巣症候群かも!

以下の様な条件に当てはまる方は多嚢胞性卵巣症候群の可能性があるので、注意した方が良いでしょう。

・初潮の時から生理不順が続いている
・生理が時々抜けたりする
・生理周期が長く35日を超えることがある。
・すねや手足の指や顔、背中などの毛が濃くて、両親や姉妹も毛が濃い
・思春期の時にニキビが多かった、思春期を過ぎても吹き出物が多い。
・軽肥満~肥満体型で特にお腹周りに脂肪が多い
・声が低い
・抜け毛やフケが多い

妊活をしている女性で上の様な状況に心当たりがある方は、病院での検診を受けることをオススメします。

少なくとも、生理周期が長く35日を超えている様な場合には、多嚢胞性卵巣症候群でなくとも、別の原因で不妊症になっている可能性も高いです。

不妊症の原因は数多くあるので、妊活女性はしっかり自分の身体の状態を把握しておき、異変に早く気がつくようにするとよいですね!

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