ミトコンドリアと卵子の関係ってどんなもの?

不妊症の基礎知識

「ミトコンドリア」という言葉を誰しもが1度は聞いたことがあると思います!(ちなみに、ミトコンドリアは中学校の理科の授業で習います)


言葉を聞いたことはあるけど、ミトコンドリアって一体どんなものなの?ということについては詳しくは知らないという方も結構いるんじゃないかなと思います。


実は、ミトコンドリアは卵子の質と大きく関係していて、ミトコンドリアの働きが弱まることで卵子の働きも弱ってしまうということが知られています(卵子の働きが弱くなる=卵子の質が低下するということです)


卵子の質が低下すると、妊娠する可能性は低くなりますし、障害をもった子供が生まれる確率も増加してしまうので、これから子供を産もうと考えている方は、ミトコンドリアや卵子との関係について知っておくべきだと思います。


ということで、今回はミトコンドリアと卵子の関係について紹介をしていきます。


内容としては理科みたいな内容で退屈かもしれませんが、重要なことなので、これから子供を産むことを考えている女性は、最後まで読んでいただけたらと思います(^_^;)
[star_h4 style=”1″ color=”pink”]そもそもミトコンドリアってナニ?[/star_h4]
「ミトコンドリアは卵子と関係があるよ」とか「ミトコンドリアの働きが弱くなると卵子の質を低下するよ」とか言っているけど、そもそもミトコンドリアってナニ?ということについて説明していきたいと思います。


ミトコンドリアは、生物の細胞1つ1つの中に存在する細胞小器官の1つで、その大きさは0.5μmと非常に小さいです(0.5μmはミリメートルに換算すると0.0005㎜であり、1㎜の1/2000です)想像もつかないほど小さいですね。


もの凄く小さく、細胞の中に存在するミトコンドリアですが、ヒトの細胞1個あたりのミトコンドリアの数は100~3000個であるとされています。


100~3000個と数のブレが大きいですが、それは細胞が構成している器官によって、1つの細胞に存在するミトコンドリアの数が変わるからです(例えば、心臓を構成している細胞のミトコンドリアの数は多く、足の先の細胞では少ない)


ミトコンドリアの体内での働きについてですが、ミトコンドリアの主要な機能は身体を動かすためのエネルギーを作り出すことです。


人間は呼吸をして酸素を身体に取り込んでいますが、ミトコンドリアはこの呼吸で身体に取り込んだ酸素を使ってエネルギーを生み出します。


体外から取り込んだ酸素を利用してエネルギーを作り出す事ができるため、ミトコンドリアは細胞内のエネルギー工場とも呼ばれています。
[star_h4 style=”1″ color=”pink”]ミトコンドリアと卵子の関係ってどんなもの?[/star_h4]
ミトコンドリアは細胞内にあって、エネルギーを作る工場として働いていることは分かったけど、卵子とはどんな関係があるの?ということについて説明をしていこうと思います。


ミトコンドリアは細胞の中に存在しているということを上に書きましたが、卵子も細胞なので、卵子の細胞内にもミトコンドリアが存在しています。


卵子の元になる原始卵胞は、女性が胎児のときに一生分がつくられ、それ以降は増えることなく、原始卵胞の数は時間とともに徐々に減少していってしまいます(胎児の頃の原始卵胞数は約700万個で、初経を迎える頃の原始卵胞数は30万個にまで減少します。)


全ての原始卵胞は胎児の時に作られているので、原始卵胞は身体と同じように年齢と共に年を取っていくため、年齢とともに卵子は老化していってしまいます。


高齢になればなるほと、原始卵胞は減少して老化をしていってしまうことが、高齢出産を難しくさせている原因の1つであるということが知られています。


関連記事:高齢出産が難しい理由と現実、年齢との関係について


卵子が老化すると、その細胞内に含まれるミトコンドリアも老化して数が減少してしまい、その老化でミトコンドリアの遺伝子が変異してしまうと、エネルギーを十分に生産することができなくなり、卵子の発育は悪くなり妊娠に悪影響を与えてしまいます。


つまり、ミトコンドリアの老化は卵子の老化につながり、卵子が老化⇒ミトコンドリアが老化⇒卵子が老化・・・という感じで、悪循環をおこしてしまい、どんどんと卵子の質が低下してしまい、卵子の発育が悪くなります。


逆に言えば、ミトコンドリアを活性化させることができれば、卵子に対して十分なエネルギーを供給することができ、卵子の質を高めることができるということですね。


卵子の発育が悪いと、受精や着床が難しくなるので不妊症の原因になりますし、流産の可能性も高くなってしまいます。


他にも、卵子の発育が悪いと子供に身体的な障害が発生する可能性も高くなるということもあり、卵子の老化は不妊治療に取り組む方だけでなく、子供を欲しいと思っている全ての女性にとって重要な問題です。


ここで気になるのが、ミトコンドリアを若返らせて、卵子の質を高める方法についてですが、その方法については別の記事で紹介しています。


関連記事:【不妊症対策】ミトコンドリアを活性化させて卵子の老化を改善!
[star_h4 style=”1″ color=”pink”]【まとめ】ミトコンドリアと卵子の関係ってどんなもの?[/star_h4]
最後にこの記事の内容を簡単にまとめておきたいと思います。
[imglist icon=”check1″ color=”orange”]

  • ミトコンドリアは細胞内に存在し、身体にエネルギーを供給する働きを持つ
  • 卵子にもミトコンドリアが存在し、卵子にエネルギーを供給して卵子を発育させる
  • 卵子が高い質を保つためには、元気なミトコンドリアが必要である
  • ミトコンドリアが老化すると卵子も老化して、卵子の質が悪くなる
  • 卵子の質の低下は不妊症や流産、子供の身体的な障害の原因になる
  • [/imglist]

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました