男性・女性の不妊症の原因まとめ

不妊症の基礎知識

世間では、妊娠することは簡単な事のように思われがちですが、実はそう単純なことではありません。

精子と卵子が出会って、妊娠に至るまでには様々なプロセスを踏む必要があります。

妊娠に至るまでの過程になにか問題ががあると、妊娠する確率は低下してしまい、不妊になってしまう確率が高くなります。

今回の記事では、男性・女性の妊娠をさまたげる問題について、紹介していきます!

男性側の不妊の原因

男性不妊の理由は女性不妊と比較して、ハッキリすることが多いため、女性不妊よりは対処が簡単です。

男性不妊の主な原因である「造精機能障害」「精管通過障害」「性行為障害」の3つを紹介します。

造精機能障害

精子を作る機能に問題があると不妊になる可能性が高くなります。

精子を作る機能が低下すると、精子の数が少なくなったり、元気がなく動きが悪い精子しか作れなくなります。

精子の数が少なくなれば、卵子に到達する精子の数も少なくなりますし、精子の動きが悪ければ、精子は卵子に到達することができなくなります。

極端に精子が少ない場合には「乏精子症」極端に精子の動きが悪い場合には「精子無力症」という診断がされます。

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精管通過障害

精管通過障害とは、睾丸から体外へとつながる管である「精管」に何らかの問題があり、精子が体外に上手く排出されない症状です。

元々精子は睾丸内で作られて、作られた精子は一旦、睾丸に溜められます。

睾丸に溜められた精子は、精管を通って体外に排出されますが、精管に問題があると、せっかく作られた精子が射精されなくなってしまいます。

精管の通りが悪いと、精子を十分に排出するこができなくなりますし、完全に精管が詰まってしまっていれば、精子を体外に排出することができなくなってしまいます。

精子が全く含まれていない精液しか出すことができない場合には「無精子症」と診断されます。

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性行為障害

性行為障害とは、性行為時に勃起できない、いわゆる「勃起障害(ED)」や、勃起はできても、膣内で射精することができないという症状です。

性行為障害には、心理的な原因や病気などが原因になるなど、様々な要因によって発症します。

性行為障害になると、セックスで射精することが難しくなるので、一度泌尿器科での診察を受けることをオススメします。

女性側の不妊の原因

女性には、生理とホルモンバランスの変化、卵巣や卵管や子宮などのデリケートな器官があるので、男性と比較して、不妊の原因は多様です。

また、女性側の不妊については、ホルモンバランスが関係することが非常に多いです。

ホルモンバランスの異常は、基礎体温を測ることで知る事ができるので、妊活を始めようとしている方は、基礎体温の測定から始めると良いと思います。

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また、これといったハッキリした原因は見つからないのに、なかなか妊娠ができないというケースも多いです。

女性側の主な不妊の原因である「卵管障害」「排卵障害」「着床障害」「子宮頚管の通過障害」「性行為障害」について紹介していきます。

卵管障害

卵管障害とは、子宮と卵巣をつなぐ細い管である「卵管」に異常があり、卵子の通り道に障害があるというものです。

卵管は細い管状の形をしているので、詰まってしまいやすく、異常が起こりやすい部位になっています。

卵管は排卵された卵子と精子が受精する場所なので、詰まっていたり細かったりすると、受精することが難しくなり、妊娠の可能性が低下します。

卵管異常は女性側の不妊の原因として、最も多いと言われています。

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排卵障害

排卵障害は、卵子が成熟しなかったり、成熟したとしても排卵しないというような症状です。

卵子が成熟しなければ、精子と受精する可能性は低下しますし、受精に成功したとしても、受精後の成長が不良になり流産になる可能性も高くなります。

また、卵子が成熟したとしても、排卵することができなければ、受精することができないので妊娠することはありません。

月経が1ヶ月に1回あれば問題ないと考えている方もいますが、月経があっても排卵がないということもあるので注意が必要です。

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着床障害

精子と卵子が受精した後は、受精卵は細胞分列を繰り返しながら、卵管を通って子宮に向かっていきます。

受精卵が子宮に到達すると、子宮の一部分である子宮内膜に潜り込みます。

この受精卵が子宮内膜に潜り込むことを「着床」といい、着床に成功したことをもって「妊娠」が成立します。

子宮内膜がふかふかな状態であれば、着床は上手く行われますが、子宮内膜に何かしらの問題があると、着床は難しくなります。

子宮内膜に問題が生じる原因は「子宮奇形」「子宮筋腫」「子宮内膜ポリープ」などがあり、こういったことが原因で、受精卵の着床が妨げられます。

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子宮頚管の通過障害

子宮頚管は子宮の入り口であり、精子はそこを通過して子宮に到達し、卵管へと向かっていきます。

子宮への入り口である子宮頚管に通過障害があると、膣内に射精された精子が子宮に到達することができないので、不妊になってしまいます。

女性は排卵日が近づいたり、性的な興奮を感じると、子宮頚管から精子の侵入を助ける分泌液を分泌します。

この分泌液が不足していると、精子が子宮に侵入することが難しくなるので不妊になる可能性が高くなります。

子宮頚管の分泌液が不足する原因については、ホルモンバランスの乱れなどの他に、淡白なセックスも原因の1つに挙げられます。

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性行為障害

女性の場合の性行為障害としては、男性器を膣に受け入れられない「膣狭窄」や「外陰部の異常」などの肉体的な原因があります。

他にも、精神的な問題で性行為障害になることもあり、セックスに嫌悪感のある女性も存在しています。

もちろん、セックスをしなければ妊娠をすることはできないので、性行為障害だと妊娠をすることはできなくなってしまいます。

こういった問題がある場合には、何かしらの治療を受ける必要があるので、産婦人科やクリニックで診断を受けるとよいでしょう!

原因不明

不妊の原因がハッキリしている場合もありますが、これといってハッキリとした原因が見つからないのに、妊娠しないということも多くあります。

原因がわからないのに、なかなか妊娠しない理由としては、卵子の老化が影響している可能性が高いと言われています。

卵子は、男性の精子と違い、新しく作られるということがないので、年齢と共に、卵子もどんどんと老化していってしまうのです。

数年前までは、老化してしまった卵子を若返らせることは出来ないと言われていました。

しかし、最近の研究の結果「卵子内のミトコンドリアを活性化させることで、卵子を若返らせることができる」ということが発見されました。

高齢出産の障害となる、老化した卵子を若返らせるという、卵子の老化を根本から治療する方法ということで、大きな注目を集めています。

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【まとめ】男性・女性の不妊症の原因

不妊症の原因は色々とありますが、まずはその原因を突き止めることが大切です。

不妊治療は年齢との兼ね合いでタイムリミットがあるので、問題があるのであれば若い時に解消しておくことをオススメします。

妊活を始めようと考えている30代の方や、妊活をしているのに1年以上妊娠できていない方は、病院やクリニックで検査を受けることを考えると良いと思います!

不妊で病院に行くことを躊躇する方も多いと思いますが、検査を受けて不妊の原因が判明することで、不妊の原因の解消が可能になることは非常に多いです。

行動を起こすことは、なかなか大変なことではありますが、出産にはタイムリミットがあるので、早め早めの行動を心がけることをオススメします!

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