高齢出産のダウン症検査方法と中絶の現実について

高齢出産について

高齢出産には、ダウン症に代表される先天的に遺伝子異常をもった赤ちゃんが生まれる確率が高くなる、というリスクがあることを知っていますか?

日本では晩婚化による高齢出産が増えており、過去15年間でダウン症で生まれる赤ちゃんの数は約2倍に増えています。

このダウン症の増加に対しては、厚生労働省も問題視をしていて、日本でも2013年4月から新制度が導入され、胎児のダウン症の検査をより安全に行えるようになりました。

今回の記事では、高齢出産のダウン症の検査方法と中絶の現実についてを紹介していきたいと思います。

[star_h4 style=”1″ color=”pink”]ダウン症の検査方法について[/star_h4]

ダウン症は先天的な遺伝子や染色体の異常によって発症し、卵子と精子が受精した段階で症状の有無が決定するので、胎児の時に検査をすることで、赤ちゃんにダウン症の可能性があるのかどうかを知る事ができます。

ダウン症の検査方法についてですが、少し前までは羊水検査がダウン症検査のメインの方法でした。

検査方法としては、エコーを見ながら、お腹に注射器を刺して羊水を採取し、その羊水を検査することで、胎児のダウン症の有無を診断します。

この方法には多少のリスクがあり、検査によって1/200~1/300の確率で流産をしてしまうというリスクがありました。

しかし、2013年4月からは、妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べることができる新検査方法、新型出生前診断(NIPT検査)が日本でも受けられるようになりました。

この方法の正式名称は「非侵襲的出生前遺伝学的検査(胎児に影響を与えることのない遺伝子検査の意味です)」ですが、羊水検査に変わる新しい検査方法ということで、新型出生前診断と呼ばれています。

検査方法は非常に簡単で、妊婦の血液を約10cc採取して検査をするだけでよく、血液の採取から約2週間で結果が判明します。

この方法の診断精度は非常に高く、99%の精度でダウン症などの胎児の染色体異常の有無を診断することができます。

因みに、新型出生前診断を行い、遺伝子や染色体の異常がある可能性が高いとされる場合には、更に羊水検査を行い、診断の確実性を高めます。

[star_h4 style=”1″ color=”pink”]新型出生前診断と中絶の現実について[/star_h4]

2013年4月から受けることができるようになった、新型出生前診断ですが、初年度から非常に多くの方がこの診断を受けています。

日本経済新聞で発表された情報によれば、初年度には7740人が検査を受けているというデータが公開されています。

その検査の結果「陽性」と診断されたのは142人で、その後の羊水検査で胎児の遺伝子異常が確定したのが113人ということです。

遺伝子異常が発見された113人の妊婦の方の内で、検査の結果を受けて人工妊娠中絶を行ったのは110人ということで、実に97%の方が人工妊娠中絶を行っています。

出生前診断の結果を受けての中絶に関しては、倫理的な問題もあり賛否両論あるとは思いますが、この数字から見るに、診断を受ける前に遺伝的障害が見つかれば中絶することを覚悟して受けている方が多いようですね。

こういった問題は当事者にしかわからない苦悩があると思いますし、人工妊娠中絶というのは難しい問題ですね・・・。

[star_h4 style=”1″ color=”pink”]ダウン症の赤ちゃんが生まれる確率を下げる方法[/star_h4]

ダウン症などの染色体異常を確実に防ぐ方法は、残念ながら未だ発見されていません。

女性が高齢になればなるほど、胎児に遺伝的異常が発生する確率が高くなるという統計データが発表されていて、母親が20歳であればダウン症のリスクは1/1667ですが、母親が45歳になると1/30になると発表されています。

このデータからも分かるように、女性の加齢が胎児の染色体異常を引き起こす最も大きな原因の1つです。

高齢出産とダウン症の関係については他の記事で詳しく紹介していますので、興味のある方は読んでいただけると嬉しいです(30代以上の方は必読です!

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  • 関連記事:高齢出産だとダウン症や障害児の確率が高くなるってホント?
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    ということで、高齢出産を避けることがダウン症の確率を下げる最も有効な方法ですが、これはついては今更どうしようもないという方もいると思います。

    実は、他にもダウン症の確率を下げる方法は存在しています。

    その方法とは「葉酸を十分に摂取すること」と「卵子を若返らせること」です。

    葉酸を十分に摂取する方法と卵子を若返らせる方法については別の記事で紹介していますので、これから子供を産もうと考えているかたは、生まれてくる赤ちゃんのためにもぜひ読んでみてください!

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  • 関連記事:【不妊症対策】ミトコンドリアを活性化させて卵子の老化を改善!
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    [star_h4 style=”1″ color=”pink”]【まとめ】高齢出産のダウン症検査方法と中絶の現実について[/star_h4]

    最後に、今回の記事の情報をまとめておきますね!

    [normal_box2 color=”red” border=”b3″][imglist icon=”check1″ color=”orange”]

  • 2013年4月まではダウン症の検査方法は羊水検査だった(羊水検査の精度はほぼ100%)
  • 羊水検査には多少ながら流産のリスクがある(約1/200~1/300の確率で流産する)
  • 2014年4月からは新型出生前診断が行われるようになった
  • 新型出生前診断は妊婦の血液を検査することで診断が可能なので、胎児に対する影響がない
  • 新型出生前診断の精度は約99%の高精度である(新型出生前診断が陽性の場合には羊水検査を行い更に確実な診断をする)
  • 新型出生前診断は1年で約1万人の妊婦が受けている
  • 検査の結果、ダウン症や遺伝子異常が発見された97%夫婦が人工妊娠中絶を行っている
  • ダウン症の予防に最も効果があるのは、高齢出産を避けること
  • 葉酸を十分に摂取し、卵子を若返らせることでも胎児の染色体異常の確率を低下させることができる
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    以上、今回の記事の情報のまとめでした!

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